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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻2号

1975年02月発行

文献概要

異常値・異常反応の出た時・26

クームステスト—直接法と間接法の違った時

著者: 浅川英男1

所属機関: 1東京医歯大中検

ページ範囲:P.161 - P.164

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 クームス試験が発表されてから30年近く経過した.Coombs, R, R.A.1)が発表した翌年Boor-manら2)がこれの臨床的応用を試みて以来,今日までその価値はいささかも減ずることなく,ますます重要性を増してきている.現在,不完全抗体の証明には欠かせぬ試験法であり,かつ不完全抗体が臨床的に重要な役割を果たすことがはっきりしている以上,この検査法の価値の大きいことは当然であろう.クームス試験には直接クームス試験,間接クームス試験の2つがある他,表1のように用いられている.しかし,日常検査室では1および2であり,この2つのことについて十分知つていれば日常検査には事欠かない.さてクームス試験はどのような場合に必要検査になるのが,またどのような時に陽性となるのか,またその陽性成績を正しくどう評価したらよいかなどを中心に話をすすめてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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