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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻2号

1975年02月発行

文献概要

研究

ディスポーザブルカラムとオートアナライザーを用いた尿中カテコールアミンの迅速簡易測定法

著者: 橋本浩三1 綱島勝政1 余財伸一2 工藤尚文3 橋本雅3

所属機関: 1岡山大中検 2岡山大第3内科 3岡山大産婦人科

ページ範囲:P.192 - P.196

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はじめに
 尿中カテコールアミンの測定は褐色細胞腫や交感神経芽細胞腫などの診断上欠くことのできないものであり,また副腎髄質機能や,交感神経系,中枢神経系の機能を知るうえでも重要な手段である.しかしその測定は煩雑性や回収率の問題により,日常検査としての普及が妨げられている.我々は市販のカテコールアミン測定用のディスポーザブルカラムとオートアナライザーを組み合わせて,簡単かつ正確に尿中カテコールアミンを測定しているので,その方法,成績について報告する.測定法の原理はカテコールアミンを最終的にトリハイドロオキシインドールに変換するトリハイドロオキシインドール法(THI法)に属する方法であり,カラムによる簡単な抽出操作とオートアナライザーによる反応時間の一定性が特色である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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