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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻2号

1975年02月発行

文献概要

検査機器のメカニズム・38

サーモグラフィー(熱像法)

著者: 桜井靖久1

所属機関: 1東京女医大,心研

ページ範囲:P.220 - P.221

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 原理 臨床における患者検査は,患者に対して苦痛や害の全くない方法であることが望ましい.工業面ではこれを"非破壊検査法(Non Destru-ctive Test;NDT)"と称し,医学では無侵襲テスト(Non Invasive Test)などという.
 絶対零度(−273℃)以上の温度にある物体においては,その物体を構成している分子や原子が運動をしているために,その表面から自然に赤外線が放射されている.赤外線はその波長が0.7〜1,000μという領域の電磁波の一種である.この赤外線の強さ(W)は,物体の表面温度(T)と物体表面の放射率(赤外線を放射する能率;ε)とによってきまる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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