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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻4号

1975年04月発行

文献概要

カラフグラフ

r/bシステムによる腸内細菌科の簡易同定法

著者: 小栗豊子1

所属機関: 1順大医院中検

ページ範囲:P.346 - P.347

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 r/bシステムは4種の生培地から判定される14種の性状から,腸内細菌科を属(または種)に同定できる.図1左よりtube-No. 1〔PPA反応(PDA),乳糖の分解(LAC),ブドウ糖からのガス産生(GAS),硫化水素の産生(H2S),リジン脱炭酸(LDC)〕,tube-No. 2〔インドール反応(IND),オルニチン脱炭酸(ODC),運動性MOT)〕,tube-No. 3〔シモンズのクエン酸塩利用能(CIT),ラムノースの分解(RHA)〕tube-No. 4〔DNA(DNA),ラフィノース(RAF),ソルビット(SOL),アラビノース(ARA)の分解能〕の4種があり,No. 3,No. 4は目的に応じて使用する.本法は一定の白金耳を用い,分離培地上の孤立した1集落から1回釣菌するだけで,4種の培地への接種が可能である.なおインドール反応は写真では明らかでないが,付属の試薬により検出される.
 なお,r/bとはこの同定法の創案者,RollenderとBeckfordの頭文字をとったもの.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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