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検査ノート
乾熱処理による硬質ガラスピペット類の容量変化
著者: 飯森糸子1 北村元仕1
所属機関: 1虎の門病院臨床化学
ページ範囲:P.400 - P.401
文献購入ページに移動 1mlおよび5mlのホールピペット,ならびに5mlのメスピペット(材質はすべて硬質1級)を180℃,10分間加熱処理を行ったが,30回の繰り返し加熱処理による容量変化は最大誤差として±0.15,±O.05および±0.2%にすぎず,一定傾向の変化は検出されなかった.この実験結果は,ガラス製容量容器は加熱してはいけないという従来の常識と異なり,感染予防などの実用上の理由によっては加熱処理ができることを示唆した.
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