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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻4号

1975年04月発行

文献概要

検査と主要疾患・28

肺炎

著者: 鳴戸弘1 菅根一男1

所属機関: 1東大医科学研究所・感染症研究部

ページ範囲:P.438 - P.439

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肺炎とは
 肺炎とは主として細菌,ウイルスなどの病原性微生物によって起こるか,あるいは嚥下などの異物吸引,放射線,化学薬品などの非感染因子によって起こる,肺の炎症性疾患をいう.
 本疾患は抗生物質普及以前においては,死亡率は高く,特に乳幼児の死亡の原因の第一にあげられていたが,現在ではその危険が去ったとはいえ,死亡順位の第9位(3.0%)を占めており,5歳以下の死因の第3位(10%),また70歳以上の老人においても第4位(6%)を示すように,乳幼児,老人における死因中で高い割合を占めており,抗生物質が普及した現在でもなおざりにできない疾患である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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