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病理学的検査
著者: 若狭治毅1
所属機関: 1東北大・病院病理部
ページ範囲:P.444 - P.444
文献購入ページに移動29) Disuse-atrophy;無為萎縮
臓器や組織,更にこれを構成する細胞が長期間活動しない状態を持続すると正常の機能が制限,またはなくなってくる.これを無為萎縮と呼び,作業肥大に対応する概念である.このような萎縮は,機械的に活動を制御したり,神経刺激のない状態,すなわち麻痺の際にも起こってくる.関節疾患や骨折の際,長期間ギプス包帯などで固定した場合の骨や筋肉の萎縮はその一例である.
臓器や組織,更にこれを構成する細胞が長期間活動しない状態を持続すると正常の機能が制限,またはなくなってくる.これを無為萎縮と呼び,作業肥大に対応する概念である.このような萎縮は,機械的に活動を制御したり,神経刺激のない状態,すなわち麻痺の際にも起こってくる.関節疾患や骨折の際,長期間ギプス包帯などで固定した場合の骨や筋肉の萎縮はその一例である.
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