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Senior Course 細菌
—病原性球菌の分離,同定—黄色ブドウ球菌—分離から同定,型別まで—I
著者: 近藤勇1 町田勝彦1
所属機関: 1慈恵医大細菌
ページ範囲:P.452 - P.453
文献購入ページに移動 スルファ剤からペニシリンへと相つぐ化学療法剤の開発によって,一挙に片付くかに思われたブドウ球菌感染症は,耐性菌の出現によって再び臨床医界の難問題の一つとして舞いもどってきた感がある.否,むしろ以前にも増してやっかいな疾患として臨床医を悩ましつつあるといっても過言ではあるまい.このような現状のもとでブドウ球菌(以下ブ菌)の分離,同定,型別の問題を臨床検査の側から,もう一度原点に立ちもどって吟味してみることは決してむだではあるまいと思われる.
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