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文献詳細

雑誌文献

臨床検査19巻5号

1975年05月発行

文献概要

Senior Course 病理

—新しい病理組織標本の作り方—ミクロトーム刀について

著者: 平山章1

所属機関: 1東京女子医大,病院中検病理部

ページ範囲:P.568 - P.569

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 良い薄切切片を作れるようになるためには深い経験と使用する器具についての正確な知識と理解がなければならない.また,標本作製に当たっては何といっても熟練が大切であるが,一つ一つの操作はていねいに,確実に行うように訓練することが大切である.もし最初にいい加減に操作する癖をつけてしまうと,いつになっても満足な標本が作れないばかりか,標本の作り直しをしなければならないことが多くなり,結果として標本作製に多大の時間を浪費することになってしまう.熟練した優秀な技師は早い時間にきれいな標本を作製することができるが,これはスピードを目的として行っているのではなく,目的にかなった操作を確実に合理的に行う結果に過ぎないことをよく知っておくことが大切である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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