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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻11号

1958年11月発行

文献概要

『医学常識』

リウマチのはなし

著者: 鈴木秀郎1

所属機関: 1東大附属病院臨床検査部血清検査室

ページ範囲:P.689 - P.690

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 リウマチといえば老人の病気だと思つているひとが多い。事実老人の患者は多いことは多いが,若い愚者も決して少くない。それどころか数からいつたらむしろ若い患者のほうが多いくらいである。
 元来リウマチという病気は原因がまだはつきりしないくらいで,古くから学者の間でいろいろの説が唱えられているが決定的なことはわかつていない。したがつて病気の分類もちやんとできあがつておらず,とくにドイツ学派と米英学派では同じ病気に対する名まえのつけかたが違つており,医者ですらときに混乱してわけがわからなくなることもある。今回はリウマチについて,できるだけ簡単に述べて諸君の参考にしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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