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文献詳細

雑誌文献

臨床検査2巻3号

1958年03月発行

文献概要

技術解説

標準液の作り方

著者: 松村義寬1

所属機関: 1東京女子医科大学生化学教室

ページ範囲:P.175 - P.179

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 臨床化学検査室で一番活用されている機器は光電比色計であろう。検体に直ちに発色液を混じて得られる呈色の強さが機器の目盛に現われ殆んど所謂コツを要しない。誰でも一応結果が得られるため広く愛用せられるようになつた。
 しかしこのようにして得られた数字が正しいかどうかと云うことになると問題は大きくなる。米国と英国とで一斉に同一試料を各検査施設に分割配布して分料結果を求めたところ正しくは6.6g/dlであるべき血清蛋白試料の分析値が4g/dlと云う値を出した所もあり,12g/dlと云う値になつた検査室もあるという有様であつたといわれる1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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