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座談会
臨床検査に必要な動物の取扱い方(2)
著者: 松橋直1 小山良修2 中尾喜久3 牛尼杉義4 樫田良精5 高橋昭三6 松村義寬7
所属機関: 1東京大学 2東京女子医科大学 3群馬大学 4東京大学医学部上田内科 5東京大学上田内科 6東京大学医学部細菌学教室 7東京女子医科大学
ページ範囲:P.338 - P.349
文献購入ページに移動松橋 血清関係で使う動物を大きい方からあげますと,ヒツジが第一だろうと思うんです。このヒツジの飼育管理というのを私たちはあんまりよく知りませんで,大がい庭につないでおいて草を食べさせているようです。それから,秋口に精を出して草を刈つておいて,それを乾かし冬にあたえてやる。あるいは年中オカラをやつているといつたような場合が非常に多いと思うんですけれども,こういつたヒツジなどの飼育法は,果していいかどうかについてお話ししていただきたいのですが……。
小山 いまの日本実験動物研究会で,ヒツジだけは全く触れてないんです。だからこれは私,何にも言うことができなくて弱つてるんです。というのは,たとえば1匹か2匹を飼つて下さつて,そして血液を採るということだけで……
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