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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻1号

1976年01月発行

文献概要

研究

筋生検のためのmyofibrillar ATPase染色の検討

著者: 内田洋子1 渡部帆波1 朝長正徳1

所属機関: 1東京都老人総合研究所臨床病理部

ページ範囲:P.60 - P.63

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緒言
 神経筋疾患の診断の目的で行われる生検筋の酵素組織化学的検査のうち,myofibrillar ATPase活性の染色は,筋のfiber typeの区別をみたり,type atrophyやtype groupingを知るうえに極めて重要なものである.従来,この染色に用いられてきた最も一般的な方法は,Padykula-Herman法1)である.我々は最近,クエン酸を用いた方法(Khan法)2)を検討し,比較的簡便で優れた染色結果を得たので,両法を比較して報告する.また,acid preincubationをした後,Padykula-Herman法にてATPase染色を行うと,染色パターンの逆転や,type II線維のsubtypingが起こるが,Khan法でも同様な結果が得られることを確認したので,併せて報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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