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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻1号

1976年01月発行

文献概要

新しいキットの紹介

比濁法による血清リパーゼ測定試薬の検討

著者: 五味邦英1 柏山基子1 石井暢2

所属機関: 1昭和大臨床病理中検 2昭和大臨床病理中検部

ページ範囲:P.75 - P.77

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はじめに
 血清リパーゼ活性の測定法はCherry and Crandall(1932)によるオリーブ油を消化する方法を基礎とした方法が広く応用され,生じた脂肪酸を定量するとか,基質の清澄度を測定したりすることに種々の工夫がなされている.また,基質として組成の一定したtributyrinを用いる方法もある,いずれにせよリパーゼの測定は基質にオリーブ油を用いたときの乳化が不均一のため,清澄度測定の精度の向上を期することが困難で,臨床的な要望があるにもかかわらず臨床検査としては普及し難かった.
 今回,我々は"比獨法による血清リパーゼ測定試薬"セットを国際試薬より入手する機会を得たので,このセットによる血清リパーゼ活性を測定し,いささか検討を試みたので,その概要をここに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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