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比濁法による血清リパーゼ測定試薬の検討
著者: 五味邦英1 柏山基子1 石井暢2
所属機関: 1昭和大臨床病理中検 2昭和大臨床病理中検部
ページ範囲:P.75 - P.77
文献購入ページに移動血清リパーゼ活性の測定法はCherry and Crandall(1932)によるオリーブ油を消化する方法を基礎とした方法が広く応用され,生じた脂肪酸を定量するとか,基質の清澄度を測定したりすることに種々の工夫がなされている.また,基質として組成の一定したtributyrinを用いる方法もある,いずれにせよリパーゼの測定は基質にオリーブ油を用いたときの乳化が不均一のため,清澄度測定の精度の向上を期することが困難で,臨床的な要望があるにもかかわらず臨床検査としては普及し難かった.
今回,我々は"比獨法による血清リパーゼ測定試薬"セットを国際試薬より入手する機会を得たので,このセットによる血清リパーゼ活性を測定し,いささか検討を試みたので,その概要をここに報告する.
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