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イムノプレートⅢによる免疫グロブリン正常値の検討
著者: 松友隆志1 吉田俊一1 工藤泰子1 里中陽子1
所属機関: 1日本トラベノール(株)技術開発課試験室
ページ範囲:P.78 - P.81
文献購入ページに移動従来,免疫グロブリンの正常値については,人種差,地域差,年齢層差によりかなりの変動があることが,報告されている.当社試験室では,ハイランド・イムノプレートⅢ(SRID法)を使用して,本邦健康成人200名についてIgG,IgA,IgMの正常値を測定し,同結果を,米国でイムノプレートⅢを使用して測定された150例の正常値(能書記載)と比較検討した.また,年齢層による変動をみるため,20〜50歳台の各年齢層についての正常値につき集計比較した.
一方,イムノプレートⅢはFahey1)法(スタットおよびオーバーナイト法)とMancini法(プレシジョン法)2,3)による測定が可能であるが同一検体につき両測定法による試験を実施し2法の相関を併せて検討した.
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