icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻1号

1976年01月発行

文献概要

新しい機器の紹介

マイクロサイドによる呼吸機能測定装置の細菌汚染予防に関する検討

著者: 矢内千鶴子1 大塚正和1 小川桂子1 四元千恵子1 坂上のり子1 清水喜八郎12 毛利昌史12 小林寛伊3 山中学1

所属機関: 1東大病院中検 2筑波大学臨床医学系 3東大病院中央手術部

ページ範囲:P.82 - P.84

文献購入ページに移動
はじめに
 呼吸機能検査もしくは基礎代謝の測定には同一の測定装置を反復して使用する場合が多い.したがって,検査中に病原菌が装置内へ入るようなことがもしあれば,それは院内感染の原因となりうる.このようにして気道感染が生じることは,実際にはあまりないと思われるが,その可能性が常に在存する以上,検査室としてもなんらかの予防処置をとることが望ましい.しかしながら,マウスピースの消毒やマウスピースと導管接続部のアルコール消毒程度のことは日常行っていても,測定装置内部の汚染予防処置は,適当な方法がないこともあって,特に行われていないのが現状である.
 我々は,呼吸機能測定装置などの細菌汚染予防を日的として最近開発された殺菌装置"マイクロサイド(日本商事)"についてその性能を検討したが,今回はこれまでに得た結果をまとめ報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?