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研究
免疫拡散板による血清α1-リポタンパクの測定法
著者: 宮谷勝明1
所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科,北里大学衛生科学検査研究センター
ページ範囲:P.1073 - P.1075
文献購入ページに移動緒言
一般に,リポタンパクは電気泳動学的にα1-リポタンパク,プレ-β-リポタンパクおよびβ-リポタンパクに分画1)されるが,食後では更にカイロミクロンが現れる.その他に閉塞性黄疸時にはポストβ-リポタンパク分画にリポタンパクXなども出現2)することが知られている.
α1-リポタンパク(以下α1-Lp. と略記)を測定するには超遠心分析法3),沈殿比色法4),電気泳動法5),一元平板免疫拡散法6)などがあってそれぞれ特徴を有するが,著者はManciniら6)の方法に従い血清α1-Lp. を用いて行う場合の測定条件について検討を加えるとともに,併せてこの拡散板を用いて健常成人男女の値をも測定したので,その成績を報告する.
一般に,リポタンパクは電気泳動学的にα1-リポタンパク,プレ-β-リポタンパクおよびβ-リポタンパクに分画1)されるが,食後では更にカイロミクロンが現れる.その他に閉塞性黄疸時にはポストβ-リポタンパク分画にリポタンパクXなども出現2)することが知られている.
α1-リポタンパク(以下α1-Lp. と略記)を測定するには超遠心分析法3),沈殿比色法4),電気泳動法5),一元平板免疫拡散法6)などがあってそれぞれ特徴を有するが,著者はManciniら6)の方法に従い血清α1-Lp. を用いて行う場合の測定条件について検討を加えるとともに,併せてこの拡散板を用いて健常成人男女の値をも測定したので,その成績を報告する.
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