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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻10号

1976年10月発行

文献概要

研究

免疫拡散板による血清α1-リポタンパクの測定法

著者: 宮谷勝明1

所属機関: 1宇治黄檗病院臨床検査科,北里大学衛生科学検査研究センター

ページ範囲:P.1073 - P.1075

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緒言
 一般に,リポタンパクは電気泳動学的にα1-リポタンパク,プレ-β-リポタンパクおよびβ-リポタンパクに分画1)されるが,食後では更にカイロミクロンが現れる.その他に閉塞性黄疸時にはポストβ-リポタンパク分画にリポタンパクXなども出現2)することが知られている.
 α1-リポタンパク(以下α1-Lp. と略記)を測定するには超遠心分析法3),沈殿比色法4),電気泳動法5),一元平板免疫拡散法6)などがあってそれぞれ特徴を有するが,著者はManciniら6)の方法に従い血清α1-Lp. を用いて行う場合の測定条件について検討を加えるとともに,併せてこの拡散板を用いて健常成人男女の値をも測定したので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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