文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・58
モルフォメトリー—自動映像解析装置
著者: 横山武1 桜井達夫2 早乙女幸恵2
所属機関: 1自治医大病理 2自治病院病理部
ページ範囲:P.1088 - P.1089
文献購入ページに移動戦後になっていわゆるPoint counting methodがよく使われるようになった.これは組織標本のある部分の占める面積比を算出するように工夫された原理である.すなわち肝細胞核のように大凡円,楕円形を示すものであれば,その径から面積は算出できるが,一定の形をとらぬものには応用できない,Point countingの原理(図1)は,一定数の平等に分布した点を,測定する組織の部分が占める比率で表現されるわけである.同一部分を方向を変えて何回も測定すれば精度は良くなる.この原理に従った一定の装置,Integrating Microme-ter-disk Turret I (C.Zeiss社)があり,デジタルになっているものもある(Contron社;MOP).
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