文献詳細
文献概要
Senior Course 生化学
—臨床化学検査における酵素化学—酵素による定性・定量分析 Ⅹ
著者: 山下辰久1
所属機関: 1順大生理化学
ページ範囲:P.1094 - P.1095
文献購入ページに移動共役反応を用いる定量法・2
共役反応を用いる測定法のうち,前回は転換反応の生成物が標示反応によって測定される(a)の方法について述べたが,今回は,①転換反応の結果生じた生成物(PまたはP')がそのまま基質として用いられるような有効な標示反応が見い出されない場合とか,②転換反応の反応物質が入手し難いとか,または非常に不安定な物質であるため測定時に先行反応によって作らせたほうがよい場合,とかにしばしば用いられる(b)の方法について述べてみることにする.
共役反応を用いる測定法のうち,前回は転換反応の生成物が標示反応によって測定される(a)の方法について述べたが,今回は,①転換反応の結果生じた生成物(PまたはP')がそのまま基質として用いられるような有効な標示反応が見い出されない場合とか,②転換反応の反応物質が入手し難いとか,または非常に不安定な物質であるため測定時に先行反応によって作らせたほうがよい場合,とかにしばしば用いられる(b)の方法について述べてみることにする.
掲載誌情報