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特集 臨床検査室マニュアル Ⅲ.標準検査項目
D.細菌学的検査—細菌検査の日常レベル
著者: 土屋俊夫1
所属機関: 1日大・臨床病理
ページ範囲:P.1221 - P.1225
文献購入ページに移動 臨床細菌学的検査は細菌感染症の診断と治療方針の確立ならびに予後の判定など医療の中での特殊な一部門を受けもっている検査であり,近年我が国での(国際的にも同様であるが)感染形態が極めて複雑となり,従来さして問題となっていなかった菌種による感染症も一,二にとどまらず,検査を行う者にとって困難きわまりなしといった状況であろう.
さて日常の細菌検査を行うに当たり,特に大切なことは迅速かつ正確ということであろう.そのためには臨床医師の検査に対する理解が必要であり,同時に検査担当者の積極的なアプローチがなくてはならない.これらのことは常時心掛けておかなくてはならず,また特殊な菌の同定などについても地域の大施設とか専門的な研究所への連係のルートの設定も重要な課題である.
さて日常の細菌検査を行うに当たり,特に大切なことは迅速かつ正確ということであろう.そのためには臨床医師の検査に対する理解が必要であり,同時に検査担当者の積極的なアプローチがなくてはならない.これらのことは常時心掛けておかなくてはならず,また特殊な菌の同定などについても地域の大施設とか専門的な研究所への連係のルートの設定も重要な課題である.
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