文献詳細
特集 臨床検査室マニュアル
Ⅴ.検査データからみた疾患の特徴
文献概要
1.概念
肝炎ウイルスによる全身感染症で,特に肝が著しく侵される.肝炎ウイルスには少なくともA,Bの2種の存在が知られており,A型肝炎は流行性肝炎,B型肝炎は血清肝炎に相当し,B型肝炎ではHBs抗原あるいはHBs抗体が検出される.薬剤性肝障害の一部はウイルス肝炎と同じ病像,検査成績のパターンを示すが,通常単に急性肝炎といえばウイルス性のものを指す.
肝炎ウイルスによる全身感染症で,特に肝が著しく侵される.肝炎ウイルスには少なくともA,Bの2種の存在が知られており,A型肝炎は流行性肝炎,B型肝炎は血清肝炎に相当し,B型肝炎ではHBs抗原あるいはHBs抗体が検出される.薬剤性肝障害の一部はウイルス肝炎と同じ病像,検査成績のパターンを示すが,通常単に急性肝炎といえばウイルス性のものを指す.
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