文献詳細
特集 臨床検査室マニュアル
Ⅴ.検査データからみた疾患の特徴
文献概要
1.概念
細菌性心内膜炎とは心弁膜ならびに心室壁の内膜の細菌感染症をいう.心弁膜,特に僧帽弁が最もしばしば侵される.病巣の組織学的所見は心内膜の内皮剥脱,弾力線維破壊を伴う潰瘍面上に,基底の広い血小板血栓の付着があり,その線維素と血球から成る血栓の表層と深部に細菌集族が多数みられる.
細菌性心内膜炎の発症には通常血栓性の非細菌性増殖のあったところに,たまたま血中に入った菌が定着,感染を起こすと考えられている.
細菌性心内膜炎とは心弁膜ならびに心室壁の内膜の細菌感染症をいう.心弁膜,特に僧帽弁が最もしばしば侵される.病巣の組織学的所見は心内膜の内皮剥脱,弾力線維破壊を伴う潰瘍面上に,基底の広い血小板血栓の付着があり,その線維素と血球から成る血栓の表層と深部に細菌集族が多数みられる.
細菌性心内膜炎の発症には通常血栓性の非細菌性増殖のあったところに,たまたま血中に入った菌が定着,感染を起こすと考えられている.
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