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特集 臨床検査室マニュアル Ⅴ.検査データからみた疾患の特徴
糸球体腎炎
著者: 吉沢信行1
所属機関: 1日大・第2内科
ページ範囲:P.1294 - P.1295
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糸球体腎炎とは,両側性の腎糸球体の炎症性変化を主体とした疾患で腎原発性のものである.すなわち,2次的に起こった糖尿病性腎症,膠原病に基づく腎障害,代謝性腎疾患などは除外して考える.そしてその発症および進展には免疫機序の関与が考えられているが詳細はなお不明である.現在,糸球体腎炎に属するものとしては次のような疾患がある.①急性糸球体腎炎および急速進行性糸球体腎炎,②慢匪糸球体腎炎,③膜性腎症,④リポイドネフローゼ,⑤その他,である.
糸球体腎炎とは,両側性の腎糸球体の炎症性変化を主体とした疾患で腎原発性のものである.すなわち,2次的に起こった糖尿病性腎症,膠原病に基づく腎障害,代謝性腎疾患などは除外して考える.そしてその発症および進展には免疫機序の関与が考えられているが詳細はなお不明である.現在,糸球体腎炎に属するものとしては次のような疾患がある.①急性糸球体腎炎および急速進行性糸球体腎炎,②慢匪糸球体腎炎,③膜性腎症,④リポイドネフローゼ,⑤その他,である.
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