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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻12号

1976年11月発行

文献概要

技術解説

抗てんかん薬の分析

著者: 宮本侃治1 池田佳子1

所属機関: 1国立武蔵療養所研究検査科

ページ範囲:P.1359 - P.1365

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 抗てんかん薬の血中濃度測定の必要性が,我が国においても,この2,3年精神,神経,小児,脳外科などの各領域で全国的な規模で認められてきた.我々の研究室では数年来この問題を手掛け,市販されているほとんど全部の抗てんかん薬の測定を可能とし,既に2,000件にも及ぶ日本人の症例について測定を行い報告している.その経験に基づき,抗てんかん薬測定が近い将来ルーチンの臨床検査として取り上げられることが考えられるので,今回その測定方法についての技術的解説を試みる.なお,抗てんかん薬測定についての国際集会の記録1,2)もあり,著者の一人がこの問題について総説3〜5)を行っている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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