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Latex凝集法による無および低ハプトグロビン血症のスクリーニング法
著者: 大谷英樹1 川尻由子2 湯田美江子2
所属機関: 1北里大臨床病理 2東京SRL
ページ範囲:P.1413 - P.1415
文献購入ページに移動α2グロブリンに属する血清ハプトグロビン(Hapto-globin;Hp)は,遺伝によって決定される主な三つの型に区別される.すなわち,1-1型,2-1型および2-2型である.一方,臨床的にHp値は各種病態において特徴ある変動を示すので,疾患の診断ならびに予後の判定に有用である.しかしHpの測定が余り普及していないのは,Hpの正常値が型別に異なるのでHp値を臨床的に正しく評価するためには型別に比較する必要があり,したがって型判定に手間がかかるためと考えられる1).
今回著者らは,Behringwerke社製のLatex凝集反応に基づく方法により,Hpの著減ないし欠如する血清をスクリーニングする簡易法について検討する機会を得たので,その知見について報告する.
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