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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻12号

1976年11月発行

Senior Course 血液

溶血性貧血について

著者: 黒川一郎1

所属機関: 1札幌医大,中検部

ページ範囲:P.1432 - P.1433

文献概要

 赤血球膜は60〜80Åの厚さをもち,赤血球内の脂質(主にリン脂質コレステロール)が集中している.膜のモデルとしてDanielliの二重層膜があげられるが,最近混合型モデルといわれる,脂質層とタンパク層が場所によって密にあるいは緩やかに結合しているものが提示されている.膜タンパク質としてエリニン,ストロマチン(ムコタンパク)などがあり,形態の保持,血液型,ウイルス受容,各種の免疫現象などに関連があるとされる.膜にはまたNa, K依存性ATP ase,コリンエステラーゼ,アテニレートキナーゼなどがある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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