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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻13号

1976年12月発行

文献概要

技術解説

HBs抗原の検出測定とそのサブタイピング—R-PHA法とHI法

著者: 馬場清1 津田文男1 福田全子1 山主公子1 大谷純子1 石川周子1 稲葉久江1 岩切重憲1 老沼明1 山口正衛1 矢那瀬裕子1 山下忍1 伊藤行夫1 久松幸恵1 矢崎和盛1 高橋和明1 今井光信1 赤羽賢浩1 千代田晨1 吉沢浩司1 真弓忠1

所属機関: 1Auグループ(東京都臨床医学総合研究所自治医大予防生態学)

ページ範囲:P.1451 - P.1458

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 B型肝炎ウイルスは肝細胞に感染し,急性感染状態では一過性に,慢性感染状態では持続的に,血中にHepatitis B抗原タンパク(HB抗原)を放出している.HB抗原にはsurface抗原,core抗原,e抗原の3種類が現在区別されており,それぞれHBs抗原,HBc抗原,e抗原と略記される.HB抗原のうち,surface抗原(HBs抗原)は,感染肝細胞より血中に多量に放出されている.またサブタイプと呼ばれる抗原性の違いが,感染B型肝炎ウイルスの種類によってHBs抗原にはみられる.我々は,この血中HBs抗原を検出測定およびサブタイプすることにより,B型肝炎ウイルスの感染状態とその種類とを知るのである.我々の研究室で日常行っているHBs抗原の検出測定およびサブタイピングの方法を以下図を混じえて説明する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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