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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻13号

1976年12月発行

文献概要

技術解説

カテコールアミン測定法

著者: 今井一洋1

所属機関: 1東大薬学部薬品分析化学

ページ範囲:P.1459 - P.1463

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 種々の方法論の発展によるのであろうか,ここ数年におけるカテコールアミン測定法の進歩には著しいものがある.振り返ってみると,螢光分析に始まり,ガスクロマトグラフィー,二重アイソトープ標識化法,マスフラグメントグラフィー,液体クロマトグラフィー,ラジオイムノアッセイなど,数多くの方法が発表されてきた.
 これらのうちマスフラグメントグラフィー1〜4)は感度も選択性も高いが装置が高価であり,二重アイソトープ標識化法5,6)は煩雑な処理操作を必要とする.また,ラジオイムノアッセイ7)は現在研究の緒についたばかりで,実用に供されるには間があろう.したがって,現時点で,簡便で比較的安価で,臨床検査室で用いられるのは,ガスクロマトグラフィー8〜10)および液体クロマトグラフイー11〜13)による方法ではないかと考えられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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