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新しい機器の紹介
Rapid Blood Analyzer Mark Ⅱ—Systemによる簡易比色定量法の検討
著者: 山下巧1 尾辻省悟2
所属機関: 1鹿児島県済生会川内病院臨床病理科 2鹿大・病院中検
ページ範囲:P.535 - P.540
文献購入ページに移動今日,日常検査の自動化が進むにつれ,定時に提出された検体は一括されて自動分析される傾向にある.しかし自動化や機械化は経済的な点も含めて,規模の大きい病院でこそ効果を上げうるものであるが,小規模な病院における検査の近代化は異なった次元で考えなければならない.緊急検査,ベッドサイドでの迅速検査,散発的に提出された小数検体の処理なども解決されるべき重要な課題である.検体の処理にはできるだけ簡易・迅速に,しかも正確・精密な成績が得られる方法が望まれる.簡易比色システムとして多種の機器があるが,このたび,中外製薬が開発したRapid Blood Analyzer 3010型の改良型,Mark II 3020型(以下RaBAマークⅡと略す)を試用する機会を得,専用試薬ユニキットを用いて,用手法との相関,測定精度について検討を加えたので,その結果を報告する.
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