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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻5号

1976年05月発行

文献概要

検査機器のメカニズム・53

呼吸機能検査におけるガスクロマトグラフィー

著者: 大久保隆男1 野村武男2 高橋寛1

所属機関: 1秋田大・内科 2秋田大・保健体育

ページ範囲:P.550 - P.551

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 ガスクロマトグラフィーは,今日利用されている定量分析法のうちでも適用範囲が広く,また質量分析計や赤外線スペクトル分析計などと比較しても正確かつ簡単で,多量のサンプルを必要とせず,一度に数種の試料が分析でき,しかも比較的短時間で行える非常に便利な分析器械である.
 クロマトグラフィーによる試料の分離は,固定相(stationary phase)とそれに流れる移動相(mobil phase)とで構成されている.固定相には液体と固体の2種が用いられているが,呼吸機能検査に応用できるのは,固定相を固体にしたカラムクロマトグラフィー(gas-solid chromat-ography)が用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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