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研究
婦人科における塗抹細胞標本作製法の再検討
著者: 福永義一1
所属機関: 1栃木県がん検診センター細胞診室
ページ範囲:P.631 - P.634
文献購入ページに移動緒言
最近,産婦人科実地医家から子宮頸部より細胞採取,塗抹,固定されたコーティング法による郵送標本が急増しているが,これらの標本のなかには,いわゆる不良標本が多数含まれ,スクリーニングに際し,その目標となる核クロマチンが明瞭に染色されないものが多い.そこで染色不良の原因追求を重点に,婦人科細胞診の標本作製行程における技術上の問題点,郵送標本の改良点,およびアメリカの細胞診検査機関の染色法の現況,特にギル染色法の追試を行い,細胞判定に最も適した標本の作製に対し各種実験を行い,若干の新知見を得たので報告する.
最近,産婦人科実地医家から子宮頸部より細胞採取,塗抹,固定されたコーティング法による郵送標本が急増しているが,これらの標本のなかには,いわゆる不良標本が多数含まれ,スクリーニングに際し,その目標となる核クロマチンが明瞭に染色されないものが多い.そこで染色不良の原因追求を重点に,婦人科細胞診の標本作製行程における技術上の問題点,郵送標本の改良点,およびアメリカの細胞診検査機関の染色法の現況,特にギル染色法の追試を行い,細胞判定に最も適した標本の作製に対し各種実験を行い,若干の新知見を得たので報告する.
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