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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻6号

1976年06月発行

文献概要

新しいキットの紹介

尿試験紙BM Test Strip 6の使用経験

著者: 加藤恵一1 屋形稔1

所属機関: 1新潟大病院中検

ページ範囲:P.645 - P.648

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はじめに
 尿定性,半定量検査は,いつでも,どこでも,だれでも実施できることが建前で,病院,実地医家の日常診療に,集団検診のふるい分け検査に利用される.特に最近重視されてきているのは緊急検査としての役割である.例え検査室が休みのときでも用いられることは,集中化した現代の検査体系では貴重な方法といわねばならない.一方で,今後はprofilingの一環として多項目同時測定としての意義も評価されてよいと思われる1)
 かかる試験紙や錠剤を用いた尿検査は,あらゆる簡易検査の口火を切って行われたもので,あまねく普及してきた.特に外来診療における尿タンパク質,尿糖,尿ウロビリノゲンの三つの検査はもともと不可欠のものであったが,簡易化で極めて容易となった.更にpH,ケトン体,潜血反応,ビリルビンなども加わって,外来検査の最初の実施項目としてスクリーニングの役割を果たしている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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