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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

技術解説

心機能検査としての色素希釈法

著者: 香取瞭1

所属機関: 1近畿大・第1内科

ページ範囲:P.679 - P.687

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色素希釈法とは
 血管内に指示薬を注入し,その指示薬が血流により希釈される過程を記録することによって心機能,循環動態を検査し,心疾患を診断する方法を指示薬希釈法(indicator-dilution method)という.指示薬として色素を使用したものが色素希釈法(dye-dilution method)である.
 色素希釈法を他の指示薬希釈法(ラジオアイソトープ,熱希釈法,電気伝導度法,白金電極法)と比較したとき,1)装置が比較的簡単で,移動に便利である.2)外来,ベッドサイドなど,どこでも簡便に施行てきる.3)被検者にあまり苦痛を与えない.4)定量的にも正確である.5)心拍出量の測定以外にも下記のような診断的検査として用いうる.などの利点がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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