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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

第4回樫田記念賞受賞論文

ゲンタマイシン耐性菌の細菌学的,疫学的研究

著者: 久保勢津子1

所属機関: 1千葉大病院検査部

ページ範囲:P.695 - P.699

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 ゲンタマイシン(GM)は好気性グラム陰性杆菌に広く抗菌力を有し,現在使用されている抗生剤中最も感受性率が高い.しかし,この抗生剤の使用が年々増加するにつれ,緑膿菌,変形菌,Providencia,それと緑膿菌以外の非発酵性グラム陰性秤菌などでGM耐性菌が目立つようになり,国内,外で報告されてきている1〜3,4,9).我々は1969年千葉大学病院でGM耐性菌を見い出し報告したが1),その後当院ではこの菌の増加ばみられず,1975年になって急に増加してきた.そこでこの耐性菌の細菌学的,疫学的事項について報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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