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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

新しい肺機能検査法・Ⅰ【新連載】

クロージングボリュームの測定

著者: 冨田友幸1 高橋唯郎1 金城幸政2

所属機関: 1北里大・内科 2北里大・病院臨床検査部

ページ範囲:P.719 - P.724

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 末梢気道(small airway)といわれる直径2mm以下の細気管支レベルの病変は,そのあるものは進行性で重篤な状態に至るものがある.しかし従来の一般的な肺機能検査ではその早期の病変が検出しえず,この領域はquiet zoneまたはsilent zoneと呼ばれていた.近年この領域の病変の検出のためにdynamic complianceの周波数依存性,フローボリューム曲線,肺胞気動脈血ガス分圧較差,クロージングボリュームなどの測定が試みられ,なかでもクロージングボリュームはその検出性,測定手技の簡単な点,被検者への負担の少ない点などで優れており,臨床検査としても急速に普及しつつある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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