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中検へ一言・中検から一言
中検と臨床医/ラジオアッセイの中央化を!/"明日もまたどうかよろしく"
著者: 竹下吉樹1
所属機関: 1京都府立医大・内科
ページ範囲:P.726 - P.727
文献購入ページに移動20年余り前に,我々内科医が行っていた諸検査が,中検の設立とともに,広範囲にわたり大量にできるようになったことは,臨床医学にとって非常な進歩であり有り難いものだと思っている.一方,我々直接臨床に携わっている者にとって,いささか不満を感じていることも2〜3あるので述べてみたい.まず第1に中検の時間制の問題である.土曜日は極めて限られた簡単な検査しかできず大部分は検査不能,日曜日は休みで,金曜日に入院した急を要する患者は一般患者と同様2日遅れて月曜日からやっと検査を受けることになる.連休の場合はいっそう深刻だ.また平日でも午後5時になると終わるので,夜間の救急患者の処置に困ることが多い.この解決のためには中検が常時動いていることが最上の方法であるが,これは将来に期待したい夢であろう.そこで現実的には救急時に必要不可欠でしかも簡単な検査ができる第2中検を設けておけば,必要なときにはいつでも検査ができる態勢になり必要性を満たすことができると思う.もっとも,最近の若い医師は自分で検査ができない人が多いが,これは少なくとも将来内科医になる人は研修医時代にでも中検を訪れ,自分の手で一応の検査はできるようになっておく必要がある.次いで,現在中検で扱っている検査の種類をもっと増やすことと,予約制をなくし迅速に検査できるようにすることだ.
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