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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

Senior Course 血清

—血清検査の基礎—ASO価,血清補体価の測定

著者: 浅川英男1

所属機関: 1東京医歯大・中検

ページ範囲:P.760 - P.761

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中和反応
1.抗ストレプトリジンO測定
 日常の臨床においてレンサ球菌の感染によって引き起こされたと思われる疾患にはしばしば遭遇する.扁桃腺炎,猩紅熱,腎炎,リウマチ熱などである.それらを引き起こす菌の大部分はA群,β型溶血性レンサ球菌である.しかもレンサ球菌にはその感染によって抗体を産生する抗原性物質を多く含んでいるので,その抗体を見出すことによってレンサ球菌感染の有無を診断することができる.その中で最もよく用いられるのがASOである.しかしすべてのレンサ球菌がストレプトリジンOを産生するわけではないので,その場合にはASO以外の抗ヒァルロニダーゼ価,抗ストレプトキナーゼ価を測定しなければならない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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