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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

Senior Course 生理

—電気生理検査に必要な電気の基礎知識—ペン書き記録計の特性

著者: 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院生理学科

ページ範囲:P.766 - P.767

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 心電計,脳波計などの装置は図1に示すようなブロックダイヤグラムで示される.平衡型増幅器やフィルター回路については既に述べてきた.前置増幅器(preamp.)はフィルター回路によって心電図や脳波に必要な周波数のみをできるだけ交流雑音の少ない状態で検出し増幅する.主増幅器(main amp.)では前置増幅器で増幅された信号に比例して記録器のペンを動かすために必要な電力を供給する.この増幅器はペンを動かす目的の増幅器という意味で駆動用増幅器(drive amp.)とも呼ぶ.
 普通心電計や脳波計の記録部は,可動コイル型のもの(ガルバノメーター)を用い,コイルに流れる電流の変化によってコイルを動かすもので,現在の直記型の記録装置はほとんどこのタイプのものが使用されている.今回はこの記録部について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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