icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻7号

1976年07月発行

文献概要

Senior Course 共通

データによって異なる統計手法—対応のない場合,ある場合

著者: 斧田大公望1

所属機関: 1立教大・社会学部

ページ範囲:P.768 - P.769

文献購入ページに移動
1.検査データの性質
 臨床検査することにデータが生まれる.健保制度との関連もあって,日々,全国ではそのおびただしい堆積がうかがえよう.
 データの"ものさし"には,単に有無といった分類(名儀尺度)から,++・+・±・−と段階付けたもの(順序尺度)のほか,いろいろな約束に従った単位当たりの量(間隔尺度)で示される.あるときは,比率で表される.これらデータの集まりは,計られる対象,時や場所によって変わるので,標本(samples)と規定するが,いわゆる正常域と対比したり,集まり同士の間を比較する場合どんな計り方をしたか(尺度化)によって,様々な統計的手法が老案されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?