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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻8号

1976年08月発行

文献概要

カラーグラフ

カラー加算によるX線断層の作図とカラーアニメーションによる心電図体表分布のディスプレイ

著者: 吉本千禎1

所属機関: 1北大応用電気研究所

ページ範囲:P.774 - P.775

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 カラーディスプレイを使う2種の新しい表現法である.3原色を加算すると白色を作ることができる.3方向から撮影した頭骨をそれぞれ3原色で表示し,家庭用のカラーテレビで加算すると任意の断層面が白色で得られる(左頁).胸壁前面に5×5の電極を配置して心電図を得て,体表面分布をコンピューターで計算し,正電位を赤,負電位を青,ウィルソン電位(0)を白,その他を緑で表現,P〜T波を500枚の分布図とする.それをアニメーションで約1分間で観察すると,心臓の幾何学的位置と電位分布が直観的に関係づけられる.初期の心筋障害の位置と状態の診断が容易になる.右頁の図はその中から4枚を例示したものである.色彩を用いると高速アニメーションでも見分けやすい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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