icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻8号

1976年08月発行

文献概要

技術解説

リチウム測定法

著者: 清瀬闊1 前畑英介2

所属機関: 1三井記念病院中央検査部 2昭和大藤ヶ丘病院中検

ページ範囲:P.793 - P.798

文献購入ページに移動
 躁うつ病に対するリチウム療法はCade(1949)1)によって試みられ,今日ではその治療効果は確認されている.このリチウム療法では,投与量と血中濃度の間に比例関係が認められ,その際の至適治療有効濃度(0.41mEq/l Li)を維持する必要があるという報告2)もあるが,特に過剰投与による中毒症状防止の面から,リチウム血中濃度の測定の必要性が強調されている.
 測定は,炎光法の他に原子吸光法でも測定ができる.測定法に関する紹介は外国文献に多くみられ,本邦では数が少ない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?