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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻8号

1976年08月発行

文献概要

編集者への手紙

トランスアミナーゼの測定をReitman Frankel法を用いて二波長測光による濃度直読の方法に対する質問

著者: 松尾武文1

所属機関: 1兵庫県立淡路病院臨床検査部

ページ範囲:P.832 - P.833

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Letter to Edito
 トランスアミナーゼの測定をReitman-Frankel法(以下R-F法)にて行う場合に,二波長測光を用いてカルメン単位を直接読み取る試みは,日常検査にとって非常に有用な手段と思います。石塚氏の論文1)は,この点について日立701形システム光度計を用いて種々の検討をしています.この発表された方法は非常にユニークであるため早速検討を開始しましたが,以下の点が疑問となりました.
 まず標準の問題であるが,論文の方法によると,低単位の測定には基質0.45mlと2mMのピルビン酸標準液0.05mJを用いて37単位に合わせて測定し,それ以上の高単位の測定には基質0.5mlと標準液0.1mlで72単位に合わせて測定を行っている.そして高低いずれの標準を用いるかについては,肉眼的な濃淡から判別ができるため,器機のconc.ダイヤルを調整して適宜測定を行えばよいと述べられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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