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検査機器のメカニズム・56
文献概要
従来,濁りの強さを測定する方法は比濁法(turbidimetry)と比朧(ろう)法(nephelometry)に分類され,前者は懸濁液に光を当て,吸収および散乱された後,溶液を通過した一部の光を吸光度の増加として測定するもので,後者は懸濁液に光を当てると生ずる散乱光を測定するものである.しかし,現在では濁りの度合による定量分析を一括してnephelometryと呼び習慣的に比濁法と呼ぶことが多く,したがってnephelometerも比濁計と呼ばれている.
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