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文献詳細

雑誌文献

臨床検査20巻8号

1976年08月発行

文献概要

Senior Course 生理

—電気生理検査に必要な電気の基礎知識—電気生理検査に用いる記録器

著者: 石山陽事1

所属機関: 1虎の門病院生理学科

ページ範囲:P.872 - P.873

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 生体の電気現象(または電気信号に変換されたもの)を増幅器で必要な周波数成分のみを増幅し,それを記録したり観察したりするためには,その信号のもつ成分を十分に表示しうるものでなければならなく,また臨床データとして能率の良い記録法が必要となる.例えば高い周波数まで記録できるからといって,電磁オシログラフ(後述)に多チャンネルもの心電図を同時に記録することは,コストの点,手間の点で非能率的である.ルーチンワークの心電図検査ではインク書きのオシログラフ(または熱ペン式)で十分である.逆にコストが安く,手間がかからないからといって,筋電図や心音図などをインク書きオシログラフで記録すると本来の現象を忠実に再現することは不可能となる.今回はこういった記録器について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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