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総説
エンザイムイムノアッセイ
著者: 加藤兼房1 石川栄治1
所属機関: 1宮崎医大生化学
ページ範囲:P.905 - P.911
文献購入ページに移動 生物学・医学の新しい分野で免疫学が果たす役割は,最近日増しに大きくなってきている.基本的な生体の機能はいうに及ばず,多くの疾患が免疫学的な観点から解明され,また解明されつつある.こうした生物学・医学の発展に伴って免疫学的手法も進歩するとともに頻繁に使われるようになってきている.
古くから病原微生物やそれらに対する抗体の検出には免疫学的手法が使われてきたことは周知の事実であるが,最近では免疫現象とは全く無関係に生体物質の微量を検出あるいは測定する目的で免疫学的手法が使われることが多くなってきた.そうした方法のなかにはimmunoelectropho-resis, immunodiffusion, agglutination,螢光抗体法,酵素抗体法,radioimmunoassayなどがある,酵素免疫測定法(エンザイムイムノアッセイ)は,最近研究が始まったばかりの,そうした新しい方法の一つである.
古くから病原微生物やそれらに対する抗体の検出には免疫学的手法が使われてきたことは周知の事実であるが,最近では免疫現象とは全く無関係に生体物質の微量を検出あるいは測定する目的で免疫学的手法が使われることが多くなってきた.そうした方法のなかにはimmunoelectropho-resis, immunodiffusion, agglutination,螢光抗体法,酵素抗体法,radioimmunoassayなどがある,酵素免疫測定法(エンザイムイムノアッセイ)は,最近研究が始まったばかりの,そうした新しい方法の一つである.
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