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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻10号

1977年10月発行

文献概要

カラーグラフ 皮膚の真菌症・Ⅴ

カンジダ症

著者: 赤木正志1

所属機関: 1八尾市立病院皮膚科

ページ範囲:P.1042 - P.1043

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 カンジダ症が戦後大きく問題となったのは昭和26〜27年ごろからである.そのころすばらしい威力を発揮していた抗生物質に抵抗する恐るべき内臓感染症として,本症が改めて認識されるようになった.当時はモニリア症と呼ばれていたが,菌名がMoniliaからCandidaに改められたために,今日のようにカンジダ症と言われるようになった.Candidaのsystemic infectionは恐ろしい.しかしCandidaそのものは人体の常在菌であり,この菌による一過性の表在性感染はかなり頻繁に起こっている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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