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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻10号

1977年10月発行

文献概要

技術解説

ゲル濾過法

著者: 守屋寛1

所属機関: 1東京理科大学・薬学部生理化学

ページ範囲:P.1045 - P.1054

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 臨床化学領域のみならず,広く生化学分野における生体物質の分離分析,またはそのための前処理法として,分子篩によるゲル濾過法が極めて有効かつ重要な方法であることは,改めて述べるまでもない.対象となる生体物質としては,ペプチド,タンパク質,核酸,糖質など,及びそれらが互いに結合した複合体をはじめ,生体アミン類,ステロイドホルモン,脂質,あるいは医薬として体内に投与された各種の薬物などを分析するのに応用される.またそれらは高分子タンパク質との結合性を重要視しなければならないことがあり,それ自体比較的低分子物質であるものが高分子物質と結合することのほか,前駆体としての高分子物質,中間代謝産物など,生体内重要物質を解析するのに,分子篩効果を有効に活用することが重要となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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