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研究
尿中赤血球検査成績に影響を与える諸因子
著者: 城前大五郎1 高野正1 吉田和代1 村井哲夫1
所属機関: 1藤沢市民病院臨床検査科
ページ範囲:P.1119 - P.1121
文献購入ページに移動日常一般検査室で検体を取り扱っていると沈渣に明らかに赤血球が認められるのに潜血反応陰性,逆に潜血反応陽性でありながら形態学的に赤血球の認められないものなど矛盾する成績が見られ,どのように判断すべきか迷うことも多い.この原因を調べる目的で潜血反応,沈渣鏡検,及び直接計算盤による赤血球算出法など尿中赤血球検査法の違いによる鋭敏度の差の比較を行った.また尿pH,浸透圧,ならびに尿保存中の温度の違いによって尿中赤血球に与える影響について調べるとともに実際に検査室に提出された検体中沈渣鏡検と潜血反応の成績に矛盾の見られた症例について検討したのでその結果を報告する.
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