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文献詳細

雑誌文献

臨床検査21巻10号

1977年10月発行

文献概要

Laboratory Instrumentation

超音波断層装置

著者: 飯沼一浩1

所属機関: 1東芝総合研究所電子機器研究所

ページ範囲:P.1130 - P.1133

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 通常我々の耳で聞こえる音の周波数は20Hz〜20kHz程度で可聴周波数と呼ぶが,それより高い周波数の音を超音波と言う.数MHzの音は体内を伝播すると波長が1mm以下となる.
 このような数MHzの超音波の短いパルスを生体中に発射し,体内の種々の組織からの反射波を検出して体内の情報を得る装置が超音波診断装置であり,このうちで特に生体内断層像を得るものが超音波断層装置である.超音波を用いた診断装置としては断層装置の他に頭部用Aモード装置やUCG (Mモード)装置などがある.UCG装置は心臓の動きや心筋の厚さの計測ができるため心臓の検査には不可欠の装置となりつつあるが,今回は断層装置に限り,UCGなどの説明は省略する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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