文献詳細
特集 小児の臨床検査
Ⅲ.検体検査
文献概要
周知のごとく血糖の測定は,糖質代謝に異常を起こす内分泌疾患,特に糖尿病の診断,治療に最も重要な検査項目である.
小児を対象とする血糖測定の目的は,高血糖症のほかに,低血糖症の鑑別にも必要とされ,その疾患には,主として新生児低血糖症,乳幼児の特発性低血糖症,肝酵素欠如に伴う先天性糖質代謝異常症(糖原蓄積症,ガラクトース血症,グリコーゲン合成酵素欠損症,果糖不耐容性),高インスリン血症ならびに内分泌疾患に伴う低血糖症などがあげられる.
小児を対象とする血糖測定の目的は,高血糖症のほかに,低血糖症の鑑別にも必要とされ,その疾患には,主として新生児低血糖症,乳幼児の特発性低血糖症,肝酵素欠如に伴う先天性糖質代謝異常症(糖原蓄積症,ガラクトース血症,グリコーゲン合成酵素欠損症,果糖不耐容性),高インスリン血症ならびに内分泌疾患に伴う低血糖症などがあげられる.
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